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パソコン本体を構成する部品(CPU・メモリ・ハードディスクなど)を「ブレード」と呼ばれる基板に取りつけ、複数のブレードを専用筐体に集積して搭載した形で運用するパソコンのこと。大企業や大学など同一の機種を大規模に運用する組織において、パソコンの管理コスト削減・セキュリティ強化を目的として用いられる。
ブレードPCは、パソコン本体を集積して管理するという仕組みのため、ユーザからパソコン本体が隠蔽される。ユーザの手元にモニタやキーボードなどの端末のみが提供される点ではシンクライアントと似ているが、シンクライアントがひとつのサーバに複数の端末が接続し作業を行なうのに対し、ブレードPCはひとつの端末に対してひとつのパソコンが割り当てられる点で異なる。シンクライアントでは、実際の処理をサーバが行なうためサーバにアクセスが集中すると処理速度が低下するという問題があるが、ブレードPCでは端末に対応するパソコンが実際の処理を行なうため処理速度の低下が起こらない。
企業はブレードPCを導入することで社内で用いられるパソコン本体を一元的に管理することができ、盗難対策や配置転換、故障対応などに対応するためのコストを減らすことができる。また、設定によってUSBメモリなどの外部記憶メディアの使用を不可にすることができ、端末からの情報漏洩を防ぐことも可能である。さらに、あらかじめ予備のブレードPCを用意しておき利用中のブレードPCのどれかに故障が発生した場合に処理を肩代わりさせることで、可用性を高めることもできる。
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